✌️

大学生になってから夜が深くなった頃に出歩くことに罪悪感がなくなりよく散歩をするようになった。春は寒くてあまり散歩をしなかったけど夏になってから頻繁に出歩くようになった。風には匂いがある。匂いは記憶だと思う。夏の風を嗅ぐと思い出すことがたくさんある。

高校二年生の夏に時に付き合ってた彼女がいた。お互いに部活が忙しく会うのは夜になってからだった。私は当時、他に好きな人がいてフラれた直後に彼女から告白され、彼女と向き合ったら忘れられるかなと思って快諾した。全く忘れることなんて出来なかった。20時に彼女の最寄り駅で待ち合わせをした。南口に。高校生だしバイトもしてないしアイドルに捧げてたからお金なんかなかった。大抵、二人で散歩しながら喋ってた。今日の出来事や昔話ばかりしていて未来の話なんて全くしてなかった。彼女もこの付き合いが長続きしないことを察していたのかな。彼女の母校の小学校のブランコに座ってなんどもくちびるを重ねた。不思議なものでくちびるを重ねると相手の気持ちが少しだけわかる。彼女から伝わってくる気持ちに応えることも応える気にもなれないことが辛かった。夏が終わってすぐに別れた。夏が終わるまで待ったのはなんでなんだろう。最後の最後まで好きになれること期待していたのかな。重ねたくちびるから伝わる愛を受け取れなかったのに好きになれるわけなんてなかったのに。

高校三年生の夏はTinderで出会ったらキャバ嬢とほぼ毎日会っていた。受験生だから夏期講習に行き終わったら家に帰らず彼女の家に向かった。23時半に彼女の住むアパートに着く。彼女は仕事に行ってるから当然いるわけもなくポストに入った鍵を使って家に入り彼女の帰宅を待った。今では長く感じる夜もあの時は一瞬とまでは言えないけど明けるのは早く感じた。5時半に彼女が帰ると香水の強い匂いがするのに7時半に帰ってくるとシャンプーの匂いがした。毎日毎日、本当に毎日会っていたのに一回もセックスはしなかった。しなかったことに不自然さを感じたり後悔を感じたりはしてない。少なくとも私は。

夏期講習が終わっていつものように彼女のアパートを訪ねた。13段の階段を登って203号室のポストを開けると鍵はなかった。部屋の電気がついていた。ドアを開けた。彼女がいた。仕事は?今日はおやすみ。そうなんだ珍しいね。お風呂借りていい?夜なのにまだ全然暑いね。お風呂は待って。出掛けようよ。いいけど。何かアテがあるの?星見たい。県民の森行こうよ。県民の森って遠くない?w自転車で行けばすぐだよ。自転車なんか持ってたっけ?持ってるよ。隣のババアが。なるほどね。

意外と遠かった。汗かいちゃった。キャミになっていいかな。キャミならギリギリ公然わいせつにはならないんじゃない?ラッキー。でも、虫とかに刺されそうだよね。そっか。痒いのは嫌だから大人しく着ておきます。賢いね。

彼女はリュックの中からレジャーシートを出して床に敷き寝っ転がるように言った。彼女と会わなくなった一週間後からなんとなくネットフリックスで「化物語」を見始めたら涙が止まらなくなった。これはまた別の話。なんかごちゃごちゃしてきたしこの話はやめよう。

自分の中で溢れた気持ちや考え事をなんとなく文にしてまとめものを基本的にこのブログにぶち込んでる。過去のやつを見るとオンナの話ばっかしてる。どうかしてると思う。もっと面白い話が書きたい。猫がプロボクサーを目指して修行する話とかニューヨークに住むティーンエイジャーが蜘蛛に噛まれて手から蜘蛛の糸が出るようになった話とか。後者のやつはなんか聞いたことある気がする。 

どこもかしこも祭りが開催されていて浴衣を着た女性をよく見る。好きな女の子に簪をプレゼントしたことがある。彼女が好きと言ってたかすみ草の。気に入ってくれるかなと思って買ったけど私ごときのセンスで選んだプレゼントを気に入ってくれるわけないと思う。浴衣を召した女性を見るたびにゴミを押し付けた罪悪感で死にたくなる。ここ最近、自分が生きる価値のないゴミで遺伝子を残してはならない劣等種ということを忘れてのうのうと楽しく生きようとしている自分に気づく。それでも死ぬのは怖い。だから殺してくれと思い続けてる。道を歩いてる時。後ろから飲酒した人間の乗ってるクルマに轢かれないかなとか。電車に乗ってる時。脱線して私だけが死なないかなとか。街に出た時。狂った無差別殺人をしようとしている人に刺されないかなとか。この辺の死に方だったら裁判でお金をたんまり勝ち取れると思うし残された家族もそのお金で悠々自適な生活が遅れると思う。あと、私の借りてる奨学金は借りてる人が死んだら返済義務がなくなるので正当に踏み倒しができる。やっぱり死んじゃった方がいいことばっかじゃん。老後は2000万ないと無理っぽいし。もう何の話か忘れちゃった。明日は握手会だ。好きなアイドルに会えるの楽しみだな。私なんかに好きと言われてしまうアイドルも可哀想になってきた。なんかもう。生きるのが疲れた。

曼珠沙華

「好き」は軽い。吹けば簡単に飛んでいってしまう。どこまでも遠く高く。だから「好き」をかさねて重くしないといけない。簡単に吹き飛ばされないように。ちゃんと自分の中に隠せるように。でも、かさね方が下手だと歪んだ「好き」が生まれてしまう。歪んだ「好き」は脆く弱い。簡単に崩れてしまう。「好き」の破片はガラスの破片のように鋭利で細かくて美しい。だから私は何度も歪めて壊してしまう。指が切れても血を流しても美しいものが欲しいから。

 

7月21日のなんば式写メ会で好きなアイドルと2枚写真を撮れる事になった。1枚目は好きなアイドルが好きなアニメのキャラクターのポーズで写真を撮った。2枚目どうします?と好きなアイドルに聞いてみた。前日のブログでファンの皆さんと撮りたいポーズがあるって言ってたし、まぁそれだろうなと思っていた。「見つめていいですか?」と言われた。私の小汚い顔なんて見たいわけがないし「見つめていいですか?」って言ったらコイツ喜ぶだろうなっていう思惑の上での発言だと思う。それでも、どうしようもなく嬉しくて恥ずかしかった。言葉の真意に気づいて罠だと思ってもなんの躊躇いもなく引っかかってしまう。蜘蛛の巣にかかった蝶のように何も出来ない。あとは死ぬだけ。死ぬ前に夢なんて見せないで欲しい。同じタイミングで照れ笑いするのもやめて欲しい。私の目を見て本当に大好きなんて言うのもやめて欲しい。全部全部嘘で本当じゃないなんてわかってる。仕草も言葉も全部レプリカなんてわかってる。それでも私は「好き」を重ねずにはいられない。一心不乱に何も考えず、何も考えることが出来ずに重ねてしまうから歪む。

 

翌日は好きなアイドルの生誕祭だった。

異常なまでに蒸し暑く、身体の中からじんわりと汗ばむ感じがここがどこかを否応なく教えてくれた。突然、激しい大粒の雨が難波の街に降り注いだ。雨の難波はいつも以上に胡散臭くてどこかアンダーグラウンドな感じがしてより魅力的。この街のアーケードの下にいると自分がイリーガルな存在になったような気になる。自分自身が歪む。でも、その奇妙な感覚がやみつきになる。不思議な街。

特定の推しメンがいる公演はその娘を反射的におっかけて見てしまうため全体としての感想が薄くなる。16人もステージの上にいるのに自分の推しメンがどこにいるのは瞬時にわかる。人間の感覚器官は曖昧で一等星よりも二等星や三等星の方が輝いて見えることがある。その時、二等星は一等星を越えた二等星になる。好きなアイドルが何等星だかわからないけど間違いなく一等星を越えていた。夜空に輝く数多の星から大事なひとつを今なら指させる。

好きなアイドルの全てが恋だった。揺れる髪も突き上げる拳も右を向くと見える左の横顔も左を向くと見える右の横顔も。全てが恋、だった。彼女が動くたびに「好き」が重なった。

「僕以外の誰か」のキレのあるダンスも「転がる石になれ」の強く突き上げる拳も「オネストマン」のこの世の光源でいちばん光ってるような笑顔も「君のc/w」の可愛い衣装に負けないくらいの可愛い表情も「嘘の天秤」のやるせないような表情も「従順なslave」の怪しげに笑う瞳も「理不尽ボール」の軽やかなステップも「場当たりGo!」の無邪気にはしゃぐ姿も「夢に色がない理由」の想いを歌声に乗せて画面の向こうまでに届けようとしているのも「スクラップ&ビルド」の殻を破ろうともがく動きも「絶滅黒髪少女」のどこかセクシーに感じさせる雰囲気も「床の間正座娘」のダイナミックなダンスも「夢は逃げない」の魂のこもった一挙手一投足も「三日月の背中」のキラキラと輝いて前向きになれる女の子を体現するような踊り、歌唱、表情、その他全てが恋だった。あなたが息をするたびに私は「好き」を重ねた。こんなに素敵な人にならないで欲しい。こっちの「好き」が追いつかない。でも、そんな魅力で溢れてこれからも魅力が増え続けるであろうあなたのことが本当に好きなんだ。

 

「自分の愛が愛を生まないようなものだったら、また、愛する者としての生の表出によっても、愛される人間になれなかったとしたら、その愛は無力であり不幸である」

 

無力でも不幸でも愛したくなったんだから、かっぱえびせんじゃないけど、もう、やめられないし止められないんだよ。あとは堕ちるだけ。ゆっくりとしたスピードで私は堕ちる。

 

「人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。」

 

私のその流儀にしたがって堕ちる。何度も何度も歪な「好き」を重ねて崩れた破片で指を切り血まみれになると思う。まともじゃないことなんて百も承知してる。それでも私の血は彼岸花のように気高く品のある真っ赤だと思う。あなたの好きな彼岸花には毒があるの。死にはしないけど麻痺する程度の毒が。死ぬほど苦しいのに決して死ねない毒が。あなたの顔も声も姿も表情もみんな私を痺れさせる。それでも「好き」を重ねずにはいられない私はどうすれば良いのかわからない。赤い彼岸花花言葉に「あきらめ」と「思うはあなた一人」の2つがあり。この場合はどちらが正解?

 

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覆水不返

はじめて山に行ったのは3年前の今頃だったと思う。部活の新人歓迎山行で山梨の山に行った。山の名前は覚えてなかったけど、途中で鎖場があったのを思い出して調べたら乾徳山というらしい。少しずつ思い出してきた。

 


雨は降っていなかった。晴れていたのか曇りだったのかはわからない。暑かった気がするから多分、晴れ。服装は私服だった。ニシモリくんはなぜだか学校の緑色で胸元に自分の名前の刺繍が入ってるジャージを着てきた。その子は卒業するまでこの件でイジられてた。ヤマモトくんが色々とヤラかしがちなやつと思われ始めたのも確かこの山がきっかけだったと思う。彼はテントのポールを一本忘れた。一本でもないとテントは成立しないのでその班の人達は先生のテントで一緒に寝るハメになっていた。夕食はお米を各自持参し炊事係がそれをコッヘルで炊き、それにレトルトカレーをかけて食べた。ヤマモトくんはレトルトカレーを温めるために使う沸騰している水の入った鍋を不注意で蹴っ飛ばしてそこそこのヒンシュクをかっていた。タニガワ先輩はお米を忘れた。カレーは飲み物だから米なんていらねーよって言ってたけど同期の人たちから分けてもらっていた。

 

食事とミーティングが終わるとそそくさとテントに戻り睡眠の準備をした。確か21時半か22時に消灯だった。当然眠れるわけもなく、同じテントの先輩とおしゃべりをした。何を話したか全く覚えてないから、そこそこ楽しかったんだと思う。会話はしょうもなければしょうもないほど覚えているものだ。

 

寝ていたらテントの外の喋り声で起きた。4時集合だったが炊事係の私は他の人よりも30分早く集合し朝飯の準備をしなければならなかった。とは言ってもカップラーメンなのでお湯を沸かすくらいだけど。

急いで準備しを外に出るとひとつうえの女の先輩がひとりでバーナーで暖まっていた。山の夜は寒い。「おはようございます」と「こんばんは」で迷って「おはようございます」と言った。先輩は星が綺麗だよって言った。空を見上げでもよく見えず、ここではじめて自分がメガネをしていないことに気づいた。それでもなぜだかわからないけど「綺麗ですね」と言った。

私はこの人に恋をする。このときはまだ恋の香りに気づいてないけど私は恋をする。先輩からたくさんの愛のレプリカを貰った。それを私は愛だと勘違いしてもっともっと欲しくなった。レプリカだってわかってるけど、それを愛だと信じていればいつかきっとオリジナルになるんだと思い続けてる。それは今も。

 


好きなアイドルに「好き」と言われた。名前を聞かれたので教えると。知ってます。好きです。ブログ好きです。と言われた。やめて欲しかった。きっとまた私はどんどん欲しくなる。彼女からの愛のレプリカが欲しくて欲しくてたまらなくなる。その娘が他の人にレプリカを渡しているのを見ていると気が狂いそうになる。やさしい嘘なんてつくのはやめて欲しかった。愛のレプリカで着飾られた私の心はベルサイユ宮殿くらい豪華な表面のハリボテだ。見せかけだけで中身がない。それでも、私は嘘が欲しくてまた彼女の前に行くと思う。決してオリジナルにならないレプリカを祈るような眼差しで見つめる私は傍から見ると狂人以外の何者でもない。カエルはおたまじゃくしには戻れない。覆水は盆に返らない。それと同じように私もきっと戻れない。この道の先には天国もなければ地獄すらもない。ねぇ、どうすれば良いのかな?若菜……。

5月15日BII「2番目ドア」公演感想

はじめてNMB劇場に由樹ました(1行目から滑る人)

TEPPENラジオから入ってYouTubeの違法アップロードライブ動画を漁り「てっぺんとったんで!」をブックオフで買って登下校中に聞きまくったり、その後にサブスクに加入してNMBの曲を聴き漁って映像倉庫に加入してライブ映像を漁って山田寿々ちゃんから“いいね”が来てガチ恋してDMMに加入して毎日毎日劇場と向き合いYNNに加入してNMBのコミカルな部分に触れて“若菜”のモバメを登録して研究生にハマる。みたいな一連の流れがあっての“ここ”なので色々と感慨深い気持ちになるかなと思ったけど劇場前でオタクさんでタピオカを嗜みながらデカイ声でNMBを話をするという地獄ムーヴをカマしたのでそんな余裕ありませんでした。いや、おれいきなりアホみたいに自分語りするやん本題に入ります。

 

M1.overture

NMBのoverture、なんかオモチロイ。

 

M2.床の間正座娘
ずっと好きじゃなかったんだけどようやくいい感じにアガれるようになってきました。コールって腹からバカデカい声を出す勝負だと思ってたけどUh_Haみたいに大きさではないとこで戦うパターンもあるんですねって感じでまた一歩高みに上がれました。私は振りコピを全くしない(できない)オタクなので(ダサい)気づかなかったけど終演後にオタクさんが「床の間正座娘は全部振りコピしたくなるポップさがある」みたいなニュアンスのことを仰っててなるほどなぁって思いました。とにかく馬鹿なビートに引っ張られすぎてしまうけど、歌詞をちゃんと聞くと「遊びなんかで私と付き合おうとしないでよね」っていう至極真っ当なことが歌われてて、ビートに歌詞にダンスとそれぞれが違うベクトルに進みすぎててハッキリ言ってよく分からなくなる。
曲に関する感想を長々と書いてしまったので、公演の感想に戻りますけど踊ってる時のしんしん(新澤菜央)の顔が険しすぎてウケる。以上です。


M3.法定速度と優越感
この曲の見どころは、あーやん(山本彩加)の「ジャンジャカジャンジャカ言って盛り上がっていきましょう!」っていう煽りだと思うんですよね。あーやんって全ての現象に対して100のチカラで応対し続けているのが本当にすごいと思う。でも、これが真面目なのか倫理観の欠如なのかはわかりません。
ダンスは専門家でもないしあんまりよくわからずに楽しんでるタイプのオタクだけど希依音(塩月希依音)ちゃんは目を引くなって思った。1ヶ月くらい前に1500のキャパのホールでBIIを見た時に1階の後ろから2列目でギリギリメンバーを認識できるかできないかくらいの距離だったけど希依音ちゃんは踊りで瞬間的にわかったし彼女はやっぱりバネが島国じゃなくて大陸なんだよな。
話が飛び回って申し訳ないと思うけど、この曲の「ちょっと出会って恋をしてドライブしただけなのに」がフジファブリックの『花屋の娘』の「暇つぶしに駅前の花屋さんの娘にちょっと恋をした」っぽいなって思ったけど冷静に見ると全然そんなことなかった。というお話(オードリー春日のフリートーク)

 

M4.汚れている真実

この曲はなんといっても小嶋花梨さんと内木志さんのシンメトリーですよね。あの二人がいるからこの公演、このチームがぎゅっと引き締まってる感じがする。同じくらいのタッパで二人とも長いリーチをしなやかかつ力強くぶん回すから見ていてわかりやすくすげぇ…って思う。吉田正尚のホームランとか見てる感じですかね。違うか。
あと、2サビの

色だらけの世界で

一番大事なことは

変わらぬ勇気と

自分の色を持つこととわかったよ

のとこは本質に関わるとこなので諳んじられるまで頑張ってください。

 

M5.僕だけのvalue
「汚れている真実」のアウトロのキメ顔から「僕だけのvalue」のイントロがなった瞬間に、まるで朝日を浴びた朝顔のように16の大輪の笑顔が咲くのがすごく好きだ。顔とか年齢とか身長とか生まれつき決まっててどうしようもないことを色々と言うのはダサいとわかってるけど、それでもやっぱみんなお顔がとにかく綺麗だなって感じました。
笑顔で楽しそうに歌って踊っているのを見ると陽だまりの中にいる時のようにポカポカと暖かくなり漠然とした“幸せ”を感じた。ずっと探していた俺の幸せはなんばの地下にあったよ。お父さんお母さん……。

 

M6.クロス
小嶋花梨ちゃん。山本望叶ちゃん。本郷柚巴ちゃん。のユニット曲。
みかにゃん×クロス衣装の親和性は食パン×イチゴジャムを越えた。
あと、ゆず(本郷柚巴)ちゃんの40点の側転ファン。

 

M7.初恋よ こんにちは
梅山恋和ちゃん。新澤菜央ちゃん。塩月希依音ちゃん。のユニット曲。
おとぎ話の世界に迷い込んだのかと思った。白いワンピースを召した恋和ちゃん(梅山恋和)ちゃんは瞬きをしてる間にも消えてなくなってしまそうなほどに実態がなく不確かでどこまでも美しかった。ありきたりな言葉にはなってしまうけど「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」を強く感じさせられた。本当に綺麗で妖麗で端麗で可憐だった。ため息が出るほど美しいし今すぐ冷凍保存して彼女の今を永遠にしたくなった。
しんしんと希依音ちゃんはコロボックルっぽかった。というか、羽海野チカの「ハチミツとクローバー」の花本はぐみっぽかった。
久しぶりに“素晴らしすぎて声を失う”やつができてかなり良い感じでした。

 

M8.涙の表面張力
内木志ちゃん。東由樹ちゃん。加藤夕夏ちゃん。泉綾乃ちゃん。のユニット曲。
DMMで見てる時に内木志ちゃんの歌い出しに毎度物足りさを感じていたけど劇場でも物足りさを感じてしまった。オリジナルの歌い出しは月さえ隠れた真夜中の闇夜を照らす一筋の光みたいな歌い出し(伝わってないのは承知の上です)なんだけど、内木さんのはそこまでの強さを感じることが出来なくてまだちょっと負けちゃってるかな…って思いました。
あと、先日卒業した城ポジにあーのんが入ってたので衣装がパンツだったんだけどめちゃくちゃ似合ってるのが驚いたし釘付けだった。あーのんって1曲1曲ごとに顔が違う感じがして、その曲に合う適切な顔を探して作り踊ってるんじゃないかなって思いました。しかも、その顔全てに違和感を感じることがなくてちゃんと自分の顔にしてて本当に心を奪われた。圧巻。レベチ。

 

M9.誤解
山本彩加ちゃん。山田寿々ちゃん。のユニット曲。
あーやんもすずちゃんととにかく赤が似合う。二人ともそんな綺麗な女性になったんだねぇ…と成長を感じることが出来て良かった(僕だって泣いちゃうよ新規)(いやマジか)(まよらーいい加減にしろ)
あと、あーやんもすずちゃんもボーカリストとしてもかなり好きで、あーやんの切り裂くような鋭さを持った声もすずちゃんの伸びのある柔らかい声も素晴らしく良い。ポップなのにクールだ。
あやすずは運命。

 

M10.完璧ぐ~のね
上西怜ちゃん。中川美音ちゃん。南羽諒ちゃん。原かれんちゃん。のユニット。
やっぱ、はーさ(南羽諒)ちゃんの笑顔は太陽の笑顔だ。前に私の笑顔は生まれつきのもので努力して得たものではないから……みたいなこと言ってて、はーさちゃんの言ってることもわかるけど、それでもはーさちゃんの笑顔に救われる人間もいることを覚えておいて欲しいですね。とにかくニコニコ楽しそうに踊るはーさちゃんが本当にキュートでした。輝いたのは鏡でも太陽でもなくて……
なにがどう可愛かったのかを忘れてしまったけど原かれんちゃんがかなり可愛かった。
はらはら~どきどき~めろめろ~かれんたん~~~

 

M11.哀愁のトランペッター

あーやんがとにかく凄すぎた。
退廃的な詞とサウンドに合わせて要所要所で秘密と嘘と侮辱と挑発で塗り固めた偽りの笑みを浮かべているように見えて意識的なのか無意識的なのはわからないけど彼女のポテンシャルの高さに驚かされっぱなしだった。あの笑顔ができるのは山本彩加とピエール瀧しかおらんのちゃいますか?
あと、内木志ちゃんのしなやかな踊りも良いし薄幸といいますか未亡人っぽいと言いますか、なにかワンピース足りていない感じがこの曲とマッチしていて惚れ惚れとしました。絶対に筆おろしされたい。

 

M12.BINGO!
山田寿々ちゃんのことが好きすぎる。衣装を着て劇場に立ってライトを浴びるとこんなにキラキラと輝けるんだねって泣きそうになった。
ラスサビで望叶ちゃん希依音ちゃん羽諒ちゃんが横並びになってたとこがかなりエモかった。ここが未来だ。

 

M13.未来が目にしみる
しみた。お前らが未来だ。

 

M14.2番目のドア
特に感想はないです

 

M15.Stand up
ゆきつん(東由樹)が良かった。実は誰にも言ってないんすけど東由樹ちゃんにハマってるんすよねぇ~。すごくポップなビジュアルでうーか(加藤夕夏)が言った「ゆるキャラみたい」って言うのがバッチリハマる感じの可愛いなんだけど曲がかかるとゴリゴリに踊り出してすごくカッコイイ。ビジュアルとポテンシャルのギャップって言ったらすごく失礼な気がするけど、その乖離バグが好きすぎる。ゆき。

 

 

M16.僕らのレガッタ
山田寿々ちゃんのことが好きすぎる。SRとかインスタライブとかやってる時も脈絡なく歌い出すくらい歌うことが好きな彼女なので、この曲の歌い出しをのびのびと楽しそうに大切に歌っていて泣きそうになった。この世界から太陽が消えて暗闇に包まれたとしても彼女がいればなんとかなるんじゃないかなと思うほどの輝きがあった。完全なる推し補正で客観性に欠けていることはわかっていますが、あくまでもこれは俺の感想なので黙って読んでください(突然どうした?)

 

M17.アップデート
EP床の間正座娘で1番のイイキョクでお馴染みのアップデート。
あーやんが怜ちゃんと恋和ちゃんを引き連れて歌い出す時点で最高が確約されててずりぃ~ってなる。なんというか、黒毛和牛を使ったハンバーグを出されても、まあ黒毛和牛使ってんだから美味いに決まってるよねみたいな感じです。そろそろ伝わらない例えを自己満でぶっこむのもやめたい。


M.18妄想マシーン3号機
この曲本当に楽しすぎる。脳汁が鼻から出る。細胞が射精する。楽しすぎて気持ちよくなってくる。お酒飲んで気持ちよくなる感覚に近いのかな?飲んだことないけど。
この曲の大発見は山本望叶さんがすごく可愛いってことです。いや、可愛いっていうのは前から知っていたなんだけど、可愛いって言うよりも綺麗って言う方がピッタリだなって思ってました。でも、妄想マシーン3号機の望叶さんは“可愛い”がピッタリだった。小節ごとに変わってるのでは?と疑いたくなるほどコロコロと表情が変わりその全てが可愛い。シンプルな笑顔だったりぷく顔だったりビックリしたような顔だったりとレパートリー豊富でジョナサンのドリンクバーのコーラか!ってツッコミたくなった。旧夢は逃げないを見てる時にBirdはカッコよくて似合ってるけど場当たりGo!とかの笑顔はどこか自分の顔じゃないと言いますか不自然さを感じていたけど、そんなことを感じさせないくらいに可愛くて見ながらずっと、やべぇ…やべぇ……ってブツブツ呟く異常者になっていた。
望叶ちゃん、本当に素晴らしい。

 

M19.高嶺の林檎

今回の2番目のドア公演最終楽曲ガチャは「高嶺の林檎」でした。こじりんの煽りでNMB48か?と思ったけど「高嶺の林檎」でよかった。「ナギイチ」で一足お先に夏を始めさせて頂きたいみたいな気持ちはありましたけど。
正直、妄想マシーン3号機が楽しすぎて記憶がないです。あとでDMMでおさらいします。

 

総括
とにかく山本彩加ちゃんと山田寿々ちゃんと泉綾乃ちゃんが良かった。

 

あーやんの笑ってるのにすごく怖く見えたりただただ可愛かったりとひとつの表情なのに曲調や雰囲気によって意味が全然変わってくるように見えるのが凄すぎる。あーやん神の子不思議な子。

 

すずちゃんは完全に推し補正を加味した結果にはなってしまうけど、本当にキラキラと輝いてた。夜空に輝く数多の星から大事なひとつを今なら指させる。

 

あーのんも良かった~。ゴリゴリに可愛いくてニンフェット的なイメージがあったけど、その可愛さすら彼女の魅力のうちのひとつでしかなくて本当に末恐ろしいと感じた。私は今日から泉綾乃センター論者になったし令和のヒロインが彼女であることを確信した。広い夜空で1番光あなたがヒロインよ。

 

最後に全体を通しての感想を書こうと思ったけど眠かったし飽きたのでやめます。気が向いたら加筆します。

 

じゃあ。最後にあれで締めさせてください…

NMB48 TeamBIIン゛ザイ゛ゴォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

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NMB48 近畿十番勝負2019 チームBII(4月4日)感想文

NMB48 近畿十番勝負2019 チームBIIに参加してきた感想です。

セトリに沿って感想を進めていくのでゴリゴリにネタバレがあります。もし、それが嫌なら前回のブログのリンクを貼っておくのでそれでも読んでてください。

 

http://wonder-mayo46.hatenablog.com/entry/2019/03/22/233054

 

M1  Overture

感想は特になしです。

 

M2  妄想ガールフレンド

今回のライブってNみたいに新公演を定着させるためにやるのかなと思ってました。正直、劇場に行ったら見れるんだからわざわざホールでやるなよみたいな気持ちもあったのですが、とにかく「2番目のドア」公演が素晴らしいしそれはそれでアガれる自信もあったので目をつぶることにしました。

なので、Overture明けの曲は「床の間正座娘」かな?まぁ、「法定速度と優越感」やったらかなり最高やぞ。みたいなノリで幕が上がるのを待ってました。

ステージ上の光源(アイドルは自ら光るので)を見たら猫耳腹だしの衣装を着たメンバー。この時はまだその衣装が「妄想ガールフレンド」の衣装だと知らない私。これで「床の間正座娘」の線は消えた。おい…!何だ!何が来るんだ…。私は唾を飲み込んだ。手はほのかに汗で滲んでいる。イントロ即沸きをするために心の中で100m走のクラウチングスタートばりに身構える。あとはイントロが鳴るのを待つだけ。

お、イントロが始ま…おい…嘘だろ。誰が予想してたんだよ……死角からボンっグレネードランチャーR指定)とはまさにこの事。おい、行くぞ…行くぞ…!!

 

「君はガールフレンド」

「ガールフレンド!!!!!!!!!(クソでかい声)」

「僕のガールフレンド」

「ガールフレンド!!!!!!!!!!!!(クソでかい声)」

 

この瞬間にこのライブの勝ちを確信してしまったし、俺はとんでもないものを見ることになるぞ…。と期待で胸が勃起した。

 

M3  アップデート

前にTwitterでオタクさんがこの曲のサビがやしきたかじんの「やっぱ好っきゃねん」にしか聞こえないみたいなことを見てから、もうそれでしか受け付けなくなりました。そんなことがあってもこの曲はかなり好きです。

 

M4  法定速度と優越感

このライブの数日前に新YNN(というよしもとお抱えの動画配信サービス)の公式YouTubeチャンネルに「法定速度と優越感」のメンバー考案のコール動画がアップロードされました。

一緒に盛り上がろう!法定速度と優越感 - YouTube

 

ご覧の通りかなりダサい仕上がりになってるので、当日はどんな感じなんだろうなと思ってました。

イントロとアウトロのジャンジャカジャンジャカするとこ(笑)はかなり盛り上がったけど、サビのコールはなんかしょぼかったし盛り上がりきらない感じもするなぁと感じたり。自然に淘汰されそうですね。

 

この曲の時にトロッコ猫耳腹だしの山本彩加さんと梅山恋和さんが目の前に来てかなりアガってしまった。アルコールよりもコカインよりも目の前に猫耳腹だしのアイドルが来る方が絶対にキマる。おれはそういう男だし人類なんてそんなもんだろう。

 

M5  Only today

この曲のイントロを聞いた瞬間にかなりデカい声が漏れてしまった。無意識的にアガらせてくれる曲も偉いしメンバーも本当に偉い。

正直、とにかく楽しすぎてイマイチ覚えてないです。本当に。はい。円盤化キボンヌ(黎明期のインターネット)

 

M6  恋愛ペテン師

難波大奥とかいうよくわからんコーナーの曲です。この曲が始まる前に山田寿々さんが1人で客をいじりながらMCをしてたのですが、毎朝毎朝彼女のSHOWROOMを見ていた人間としては彼女がこんなにもちゃんとウケをとりつつ喋れる人だとは思ってなかったので本当に驚きました。すず…

 

M7  美しき者

このチームって一個前の旧Nが意外と多いなって見ながら思ってました。山本梅山小嶋東本郷内木。6人もいるのでなんか特に新鮮さとかはなく見てました。税金税金。

 

M8  床の間正座娘

よく考えたら、このパートで「床の間正座娘」をやるんだから最初にやるわけがないんですよね。

この曲を初めて聞いた時にNMB48の第2章って銘打って出した曲がオタクの内輪ウケ向け曲ってマジかよ…と心底ガッカリした記憶がありました。その気持ちは今も変わらないけどライブで見るとそこそこ楽しめるので個人的にどんなスタンスでこの曲を見ればいいのかわからずにいます。楽しいなら楽しめば良いのにね。

 

M9  らしくない

ここからは、NMB学園(だか難波学園だったかは忘れてしまいました)のコーナーで学校行事に沿って進めていくらしいです。高校三年生の時に校外学習も文化祭も体育祭も合唱祭もサボった身として本当にどんな面してれば良いかわからなかったです(隙あらば自分語り)

「らしくない」は入学式でした。どんな経緯で歌ったかは忘れちゃったけどセーラー服が可愛かった。それだけです。

 

M10  しがみついた青春

ここは運動会。体育祭じゃなくて運動会なのが良いんですよね(特殊性癖)この曲、普通に好きなのに体操着姿のメンバーを見てゴリゴリに前屈みになってたので記憶が無い。くやしい。はーさちゃんの似合い方がエグい。お菓子あげるからケイトちゃん私のお家に来ない?……。

 

M11  Must  be  now

ここは文化祭ゾーンでした。山本彩加さんがジュリエットで内木志さんがロミオでした。物語は本当に終盤で偽の毒を飲んで仮死状態のロミオに後追いするようにジュリエットが毒を飲んで自殺。目覚めたロミオが死んでるジュリエットを見てナイフで自殺して倒れる。

ここまでは、一般的なロミオとジュリエットでした。暗転してるステージに何人かメンバーが出てきれるのがわかってここからなんの曲をするんだろうなって思ってたら、突然のマイケル・ジャクソンの「スリラー」が流れて世界一有名と言われてるMVのゾンビのダンスを死んだはずのロミオとジュリエットとゾンビの格好(といっても手の部分を腐らせたような感じ)のメンバーが踊り出して度肝を抜かれました。チームBII、本当にどこに向かっているんだ。

 

M12  奥歯

ここは合唱祭でした。最初にどんな設定で始めるのかをメンバーが口上してくれるのですが、ここはケイトちゃんがやってくれて端的に言うと“萌え”でした。萌え~♡

指揮者の梅山恋和ちゃんがステージに現れてメンバーがあらわになり、「365日の紙飛行機」か「願い事の持ち腐れ」でも歌うんかなと思ったら普通に「翼をください」の合唱。いや、合唱祭に則ってやるんじゃねーのかよと少しウケました。本気でやってたメンバーのみんなごめんね。サビを歌い終わると次は私たちにとって大事な曲を歌います。聞いてください。「奥歯」。いや、曲名「奥歯」ってなんだよ。心の中でツッコまざるを得ませんでした。ゴメンね。

 

M13  桜の花びらたち

アケカスクラシックチャイム音と共に校長先生役として金子支配人が登場。出たがりも大概にしろよという気持ちとここで校長役が出来るのは金子支配人しかいないよなという気持ちがちょうど半々。

校長先生から卒業証書を受け取りながら歌ってて、校長先生の前に列が出来てたんですけど、若い子が多くて馴染めるか心配と三田麻央さんに言ってた東由樹さんが後ろに並んでた中川美音さんから頭ポンポンされてたのがかなり感動した。まおきゅん、ゆきちゃんは後輩から頭ポンポンされるくらい親密な関係を築けてるんだよ。と言いたくなりました。

桜の花びらたち、イイキョクだな。

 

シナリオを作りそれに合わせて曲をやると言う点では百合劇場の超下位互換って感じがしたけど、こういうお笑い的な要素も大事にしていくんだぞっていう姿勢が見えたのがよかった。いや、ライブにお笑い要素いるか?ユニットの方が見たくない?

 

M14  ドリアン少年

ここから全チーム共通のシングルメドレーになります。

何を隠そう私は今回のライブがNMB初ライブだったのでシングルメドレーはかなり楽しかった。ただ後ろから2番目の席だったので表情がよく見えなかったのは悲しかった。

感想を書きたいけど記憶にないので無理でした。

 

M15  純情U-19

平均年齢17.7歳のチームがこの曲をやるの、生々しすぎる。

 

M16  オーマイガー

イントロでジャンプするの本当に楽しかった。

あとこの曲は2番の「恋をする方は 後悔ばかりで 自信なんて持てないよ」のとこがかなり好きなのでフル尺でやって欲しい。ワンハーフで曲数を水増しするのとフル尺で厳選してライブをやるのどっちの方が良いのかな。

 

M17  北川謙二

多分、すっごく楽しかったと思う。記憶ないです。

 

M18 欲望者

「もっと野蛮に生きれば良い 理性に邪魔されるなんてくだらない」←これを聞く度に結婚宣言してやめた元NMBメンバーことを思い出して頭が痛くなるからかなり嫌いな曲です。まぁ、しょうがないよね。

 

M19  甘噛み姫

表題曲で一番大好きな「甘噛み姫」を聴けて本当に良かった。今まで通りセンターは山本彩加さんがやるんだろうなと何も考えずに思ってたら上西怜さんが出てきて驚いた。シリアスな曲のイメージがあんまなくてやるとしたら夏曲とかだろうなと思ってたので。遠くて表情までは見えなかったけど特に違和感はなかったしまた新たな一面を見てしまったという感じです。

すずちゃんに甘噛み姫されたい!

 

M20  僕らのユリイカ

うわーーー!!!このイントロユリイカだ!!!!!横一列になってる足を出すか!?出すか!?出した!!!!!!!!!!!!!!あぁぁぁぁよっしゃいくぞ!!!!!タイガー!!ファイアー!!ー!!サイバー!!!!ファイバーー!!!!!!ダイバー!!!バイバーー!!!ジャーーー!!!ジャーー!!!!!!!!!!やべぇぇ!!!!!ユリイカ最高!!!!!!!お、トロッコ来たぞ誰だ誰だ!!!怜ちゃんー!!!!!!かわいいいいいいいいい♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ー!!!!お、こんどはこじりんだ!!!!!綺麗!!!!すげー!!!!!!!!!!うおおおおおお!!!!!!!!!NMB48 teamBIIン゛ザイ゛ゴォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

って感じでした。怜ちゃんがトロッコで来た時におっぱいでけぇ!!!って叫んでた今年大学5年生のオタクは死んだ方が良いと思いました。

 

 

M21  高嶺の林檎

マジで記憶が無い。

 

M22  ワロタピーポー

サビのジャンプするやつマジで楽しすぎる。コンサートホールじゃなくてライブハウスで汗かきながらみたい。BIIを見て改めて思ったけど白間美瑠さんは天才ですね。

 

アンコール

 

EN1  情熱ハイウェイ

ここから3曲はメンバーが客席に行ってサインボールを投げる馴れ合いタイムだったので曲は完全に死んでました。

お立ち台みたいなのが4列前ゼロズレ位置にあって、そこにいるメンバーに全力でサインボール乞食したり神推し16連コールとかするのがかなり楽し楽しかった。

山田寿々は来ず。

 

EN2  僕だけのvalue

こういう良い曲を馴れ合いタイムに使って殺してしまうのは勿体ない気もするけど、まぁ盛り上がるしこれはこれでありか…みたいになりました。

確かしんしんがお立ち台のとこに来てくれてクソでかい声でしんしんコールしたりケチャしたするの楽しかったしオールドスクール的なアイドルライブの楽しさを改めて教えてくれたNMB48 チームBIIに感謝…

山田寿々は来ず。

 

EN3  まさかシンガポール

私の席の後ろに扉があってそこからメンバーが登場するんですよ。誰かな誰かなってうちわを持って待ち構えてたら、山田寿々ちゃんが来てクソでかい声出た。すずちゃんは私のうちわを見た時にカンガルーみたいに飛び跳ねて喜んでくれて、お前絶対に俺のこと好きだろ(笑)みたいになった。本当に死ぬかと思った。

お立ち台に立ってるすずちゃんにクソでかい声でコールしたりすずちゃんから指さしレスくらってドキドキで壊れそうになったり(それはうたプリ)マジで山田寿々は釈迦を超えた。

サインボールを私に向けて投げてくれたのに手が短くて届かなかったのが本当に悔しかったしゴムゴムの実を食べずにのうのうと堕落した生活を送ってきた自分の人生に絶望した。けど、楽しかった。山田寿々ちゃん最高!!

 

EN4  2番目のドア

元々NMB48全員曲なのにBIIがえ?私たちのチーム曲でしょ?みたいな面して使ってるでお馴染み(お馴染みではない)の2番目のドア。ゆっくり歌い上げる曲が「奥歯」と「2番目のドア」しかなかったけど、個人的にはとにかくアガれるセトリの方が好きなので良かったです。

 

EN5  青春のラップタイム

「2番目のドア」を歌い終わったあとに小嶋花梨さんが「みなさん、このままじゃ終われないですよね!?まだまだ盛り上がれますかー???」「最後はあの曲です。せーのっ」と言ったあとに「青春のラップタイム!!!」ってBIIメンとオタクが叫んでイントロが流れてジャンプしたんだけど、ここにいる全員が最後に歌うのは「青春のラップタイム」しかないでしょと意思疎通できることにNMB48 8年の歴史を感じることが出来て本当によかった。家でNMBのライブを見てる時に「青春のラップタイム」のイントロでジャンプするやつが本当に楽しそうで羨ましくて仕方がなくて家でやったら母親に近所迷惑って怒られたりして、いつか絶対に現場でやってやるぞ…やってやるぞ……と思っていたやつをやることが出来て本当に嬉しかった。プロ初打席ってこんな気持ちなんだろうなって思いましたね。一緒にするな了解。

青春のラップタイム」は「君が代」を超えた。

 

 

感想

・小嶋花梨さんと内木志さんのシンメが本当に綺麗というか美しいというか。こじりんが荒木ならここちゃんは井端だし、こじりんがブレイディならここちゃんはブロンコウスキーなんですよね。

・塩月希依音ちゃんが逸材すぎる。かなり後ろの方から見てたのに大きく溌剌と踊るからどこにいるのか一目で瞬間的に分かるのが本当に凄い。彼女はNMB48の未来だ。

・山本望叶さんと泉綾乃さんが足が長くて綺麗でびっくりした。この2人はモデル路線に進んで欲しいぜ…

 

いや~。本当に楽しかったです。終わってから口角が中々下がらなくて自分の顔を忘れてしまうほど笑顔になりました。本当に素晴らしかった。

正直、BIIってメンツが良すぎるからただただライブをやるだけでも楽しめそうなのにちゃんとどうやったら私たちが輝けるかどうやったらオタクが楽しんでくれるかっていうのすごく考えて作られてるのが伝わってきて本当に良かった。

このまま突き進んでNMBのフラッグシップチームになって欲しいなと思います。

 

 

 

それじゃ、最後に“アレ”で締めさせて貰います…。

 

 

NMB48 チームBII ン゛ザイ゛ゴォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ドドールと耳の穴

リビングでぼーっとこたつに入りながら時計の秒針を眺めていたら机の上のiPhoneが好きだった人(以下先輩)からのメッセージを受信した。たまたま私の最寄り駅にいるんだけど次の用事まで3時間くらいあるから付き合って。ということだったので30分待っててと返信をして寝癖を直してiPhoneをズボンに、財布をショルダーバッグに詰めて自転車に飛び乗った。

指定された場所は最寄りの一番大きい本屋に併設されてるドドールで数ヶ月前(確か梨がとても甘かった季節)に一緒に来た時は当時の彼氏の愚痴のような惚気を散々聞かされた。今回もそんな感じだろうなと思いながら、遅くなりましたって挨拶した。

 

先輩は黒のパーカーにジーンズに“VANS スニーカー”と検索したら1番上に出てきそうな黒のスニーカーを履いていた。ラフというかカジュアルというか何も考えてなさそうに服を着る先輩のことも好きだったなぁって思い出した。好きな人と会う時や気合を入れる時にはニットを着たりもっと“女の子っぽい”(この表現が適切なのかはわからないし多分違うと思う)ものをお召しになることを知ってるけど、もう何も感じなかった。

 

店の中は空いてるわけではなかったけれど混んでるわけでもなくて365日の中の1日って感じだった。何の変哲もないただの一日。私はホットコーヒーとアップルパイ。先輩はホットコーヒーとミルフィーユを頼んだ。私の好きな人が先輩だった時はカッコつけたくて奢っていたけど、私の好きだった人が先輩になってからはちゃんと割るようにした。

 

対面に座ってドキドキしながら先輩を顔を世界の人々からバレないように盗み見したら、左耳に私の知らない穴があった。1年前の高校を卒業した時に先輩が右の耳を空けたら痛くて泣いちゃったと少し恥ずかしそうに照れながら言ってたのを思い出して、あの時から情報をアップデート出来ていないことがやけに切なかった。

 

先輩は色んなことを話してくれた。バイト先のガールズバーの贔屓にしてくれるおっさんからのナンパがしつこくて困っていること。3月に大学の仲間とプーケットに行くこと。帰りは関西空港に降りて大阪旅行をすること。Da-iCE(先輩の好きなアイドルグループ)のこと。その他色々と矢継ぎ早に喋ってくれた。

先輩はいつも「そんでさ~聞いてよ~あのね、」と言って話を始める。髪の毛の色が変わっても、爪の装飾が派手に変わってもこれだけは変わらない。きっと、オリオン座が夏の星座になっても松屋からカレーがなくなってもこれだけは変わらないんだろうなって思った。

変わらない、変わっていないとこを見つけて安心する度にお前は対面に存在する先輩よりも部室で一緒に汗を流していた先輩を探してるんだよって言われた気がして苦しくなる。黒髪で爪が短かかったあの頃を。

 

時間はあっという間に過ぎて先輩はドドールを後にした。同じ匂いを嗅いで同じ音楽を聴いて同じ温度のコーヒーを飲んだのに先輩の心の中は何もわからなくて私と先輩は今日も知り合いのままだった。

 

先輩の手の湿り気や唇の感触を知りたかったあの頃は緊張して噛み噛みでどうしようもなかったけど無性に楽しかった。何も求めなくなってからは緊張しなくなったし虚しさばかりが残る。

都合の良いように利用されるだけなのはわかるのに、また次も誘われたら行くんだろうな。ホイホイと。

 

次があるのかわからないけど、その時までにそのミルフィーユひと口貰ってもいいっすか?って言えるように練習だけはしておこう。そこから始めてよう。

なつのはなし。

17歳の夏にはじめてタバコを吸ってみようと思った。煙に包まれたかった。

 

夏のはじまりは副顧問の訃報からだった。正確には元副顧問の先生だ。今年の春に定年退職で学校を離れ違う場所で夜間学校の先生をしているみたいな話を聞いていた。その先生が死んだらしい。

 

部活は非常に緩く顧問の先生の仕事は部室の鍵を閉めることくらいだったし、副顧問は“副”なので毎日会っているわけではなかった。

 

葬式は駅から5分ほど歩いたホールのような場所で行われた。ワイシャツで行くのはおかしいかなと思って学ランを羽織ったけど、他の部員は夏服のワイシャツで着ていたので軽く浮いた。

 

眠ってる副顧問を見た。葬式に来る度にこの人ってこんな顔だったっけと思うのでどうやら私は人の顔をまじまじと見ることがあまりないらしい。ちょびっと泣いた。

 

思い出の品という名目の遺品が並べられていて自由に見ることが出来た。黒いカバーの手帳が置いてあった。多分、副顧問にその手帳を見せてって言ったら断るんだろうなと思った。先に眠ったあなたの負けだ。私は手帳を開いた。昨年の夏に部活の合宿で行った八ヶ岳の日程が書いてあった。5時半に起床。6時に家を出る。駅のコンビニによって朝ごはんとタバコを買う。と書いてあった。朝ごはんもタバコも記しておかないと忘れちゃうんだと思った。なんか少しだけ可笑しかった。

 

帰り道、総武線に揺られながらタバコを吸ってみたくなった。わりかし真面目に生きていたので飲酒も喫煙もしたこと無かったし、そのような欲を感じたこともあまりなかった。けれど、この時は絶対に吸ってやろうと思った。それは決意だと思う。

 

最寄りの駅にあるtaspoを使わずに購入できる自販機で買った。学ランで買うのはドキドキした。パッケージは青だったと思う。学ランに煙の臭がつくのが嫌だったのでファブリーズを買った。パッケージは緑だったと思う。

 

人気のない空き地のような公園のベンチに座った。月明かりに照らされたら悪いことしてるみたいだった。というか、悪いことだ。包装を剥がし、1本だけ取り出した。想像よりも太かったのを覚えてる。口でくわえようと親指と人差し指でつまんだタバコを口元まで持っていってやめた。ポケットから青いパッケージを取り出してゴミ箱に投げた。入った入ってないかは覚えてない。

 

 

ライターがなかった。