こじつけ

NGT48単独コンサート~未来はどこまで青空なのか?~の感想の殴り書きです。

 

①荻野由佳ちゃんは偉い。

 

荻野由佳ちゃんには華があると今回のコンサートを見てつくづく思った。

荻野由佳ちゃんが“苦労人”というのは言われ過ぎていてもう説明はいらないかもしれない。

何度も何度もオーディションを落ち諦めかけていたところでの合格。持ち前の明るさや優しさでファンを魅了し劇場などで着々と力をつけて総選挙で圏外からの5位。

この猿でもわかるシンデレラストーリーを作り上げてしまったシンデレラには当然注目が集まる。

“今まで”の全てが変わった。

自分の立ち位置。環境。人間関係。重圧。周りの目。これ以外にも沢山のものが彼女の周りから変化を遂げた。

 

それでも彼女“自身”は変わることはなかった。いつまでも彼女は彼女の信じた道を進んでいる。彼女は変わらない、自分を信じる強さを持っている。

それと彼女はNGT48の“軸”であることを理解し自分を救った恩人である北原里英が作り育て愛したNGT48を守らなくちゃいけないし先頭に立つのは私なんだという使命感すら見え隠れするほど自信溢れるパフォーマンスだった。

 

MCで声を震わせ目に涙を浮かべながら「私たちの未来を信じてついてきてください」と彼女は言った。荻野由佳の目にはどんな“未来”が映っているのか。それを確かめるために僕は明日もオタクをする(一生オタク)

 

 

 

長谷川玲奈に恋をしたい。

長谷川玲奈ちゃんは小中と野球をやっていた。もし僕が彼女と同じチームだったら絶対に恋に落ちていただろう。

彼女のポジションはセカンドで長い髪を揺らしフットワークの軽い守備でチームを危機から救っていた。同じ釜の飯を食い、同じ理不尽な罰走を受けた仲間のアイツがアイドルになったと聞き、今回のコンサートを見ていたら確実に恋に落ちていた。

言葉に表すのは難しいけど昨日の彼女には何とも言えないオーラのようなものがあった気がしている。長く綺麗で艶のある髪の毛を揺らし惑わすように客席を見る彼女に僕はマンマと魅せられてしまった。

野球をやっていたころの一面を知っている上で今日のコンサートを見たら色々な角度から長谷川玲奈ちゃんを楽しめるし絶対に恋に落ちていたと思うし絶対に結婚して「みどりと森の運動公園」でキャッチボールしたいし“ペッパー”で変なところ打つ玲奈(突然彼氏面)に「下手くそかよwしっかり打ってくれよ~wペッパーっていうのはコツがあんだよwコツがw」とかイキりながらふざけあいたい。

 

 

 

 ③中村歩加神推しの決意

NGT48に推しメンはいない。正確にはいた。僕の推しメンは卒業してしまった水澤彩佳ちゃん。お顔はもちろん、年上好きの僕は優しく余裕のありつつもユーモアのある彼女が本当に好きだった。

『下の名で呼べたのは...』これは水澤彩佳ちゃんが参加した最後の楽曲。研究生10人での最後の楽曲。やはり思い入れが違うしシンプルに良い曲。NGT48研究生の深みにハマり食い入るように見ていた時に僕の正面にいた中村歩加ちゃんが水澤彩佳ちゃんお決まりのキツネのポーズをしていたのが見えてシンプルに涙が出た。2人卒業し1人は休みで計7人だけど気持ちはいつでも10人。この曲は10人で作りあげるもの。そういう思いのようなものが中村歩加ちゃんから見えて「中村歩加ちゃんは良いなぁ...」としか言えない“中村歩加ちゃんは良いよなぁおじさん”になってしまった。ジャンヌ・ダルク、ぎこちない通学電車の中村歩加ちゃんも本当に良かった。中村歩加ちゃんが良かったから感想を書こうとしても水澤彩佳ちゃんのことばかり書いてるし中村歩加ちゃんは“良い”しか出てこないしやっぱり中村歩加ちゃんは良いよなぁ...

 

 

 

加藤美南は必要不可欠

2017年11月30日、彼女は悩みをファンにぶちまけた。

2016年の総選挙で北原柏木の移籍組を除くメンバーの中で唯一ランクインを果たした。

そこで結果を残した彼女はCMや雑誌、本店の選抜などランクインの追い風を得てどんどん加速し前に進んだ。

2017年の総選挙、彼女は芳しい結果ではなかった。周りのメンバーが大躍進と呼ばれる結果を残しているのを横目に彼女は停滞していた。総選挙で結果を残したメンバーがテレビや雑誌、本店の選抜に選ばれて追い風にのって加速している中、彼女は進むことはできなかった。

彼女の味方をしていた総選挙の風が気づいた時には向かい風となり彼女にとっての障害となっていた。

そんな現状を抜け出したいと魂の入った決意のメッセージを11月30日、僕たちに送った。

「ここ半年はNGTをやめることを考えていた」「ファンの皆さんに弱いところを見せるわけにはいかないしメンバーにも相談できないし一人で抱え込んでいた」と最初はネガティブに悲観していたが最後には「他のメンバーに負け続ける加藤美南を再びNGTとして必要不可欠な存在にさせて下さい。」と語っていた。

正直な話、加藤美南ちゃんのお顔を僕はあんまり好みでは無い。でもステージ上での加藤美南ちゃんは大好きだ。何か訴えかけてくるものがあるように思える。「まだ私はできる。もっともっと私を、私だけを見て。」と訴え掛けてくる何かがある気がする。その全身全霊で髪先からつま先までの全てを使い踊り狂う加藤美南ちゃんには本当に魅了させれてしまう。間違えなく加藤美南ちゃんはNGT48に必要不可欠な存在だし「センター」になりたいと公言する加藤美南ちゃんを応援したくなってしまう。

Twitterで何度も言っているが2018年は加藤美南の逆襲の年にして欲しいし彼女ならきっと出来る気がする。その時まで僕はオタクを続ける(2018年はmayo_9_8くんが大学受験生になる年なのにね。)

 

 

⑤青春時計...

乃木坂工事中のCMで『青春時計』という曲を聴きNGT48を知りNGT48に興味を持ったのでやはりこの曲のイントロ(存在しないイントロ)を聞いた時にやはり感慨深いものがあった。

一度は誰もが通る青春という道を秋元康の得意技である情景描写で彩りポップなメロディーで奏でる『青春時計』という曲が本当に好きで真っ赤な衣装で長い長い期末テストが終わった時のように嬉しそうに楽しそうに踊って歌うNGT48が大好き。たこわさよりも塩キャベツよりも油淋鶏よりもタルタルチキン南蛮よりもエイヒレよりも大好き。(ライブ終わりに土間土間で頼んだ料理を羅列するな)(土間土間は太野彩香ちゃんの推し居酒屋)(太野彩香ちゃんは神のアイドル)(#好きなんだ)

5年後も10年後も『青春時計』が変わることなく好きでいられるように素直な気持ちで生きていこうと思った。

 

 

⑥夜の仕業やべぇ...

佐藤杏樹、清司麗菜というNGT48の誇る2大歌姫が上のステージの両端から現れ歌い始めた。綺麗で力強く心地の良い歌声だった。そんな時、センターにあった階段が開きそこから柏木由紀が登場し3人でハモってみたりしながら歌っていた。佐藤、清司は物心ついた時から第一線で偉いアイドルとして活躍していた先輩の背中を見ながら歌い上げていた。その後、佐藤と清司は階段を降りて柏木のいるステージに来た。佐藤と清司と柏木が同じステージに立ち横一線で歌っている。 最後に佐藤と清司が柏木の前に立って歌って柏木が彼女らの背中を優しく見守っていた。

この構図にグっときた。佐藤、清司 は共に2001年生まれの高校一年生。いわばこれからのNGT48を引っ張っていく“未来”である。そんな二人がNGT48を遠くからそっと支えていた柏木に自分たちの成長を、劇場公演の成果を歌を通して見せていた。そんなように僕の目には映ってNGT48は...佐藤杏樹は...清司麗菜は......良いよなぁと。心の声が口から漏れてしまっていた。北原里英が卒業してもNGT48は変わることなく前を進むためにこの二人の力が必要だと思った。

 

⑦カニイチ

イントロが流れとき、騒ぐことも泣くこともできずただただ口を開けてサイリウムの光の渦の中を漂流した。『カニイチ』が本当に好きでNGT48 1周年記念コンサート~Maxときめかせちゃってもいいですか?~のBlu-rayを何度も見直して“そこ”に自分がいないことを何度も後悔した。イントロ、太野彩香ちゃんの『カニイチ』宣言、オタクの魂のMIX。その全てが現実のものとは思えなかった。

何度も何度も『カニイチ』を、幻の『カニイチ』を探して僕たちは歩き続けた。ツチノコネッシー、地底人を見つけることは出来たが『カニイチ』とガラスの仮面の最新話の原稿だけは見つけることはできなかった。しかし2018年1月13日土曜、ついに僕たちは発見した。俺たちの探し続けた『カニイチ』は確かにTokyo Dome Cityhallにあった。モンキーDルフィがひとつなぎの大秘宝を見つけた時、こんな気持ちになるんだろうとしみじみと感じた。

『カニイチ』をゼロポジで満面の笑顔で歌って踊った太野彩香ちゃんが渚で1番だったし夏の恋は結局太野彩香ちゃんとしたくなってしまうし二人で海に出かけて行きのコンビニで買ったアルフォートを保冷バッグに入れるの忘れドロドロに溶かしめちゃくちゃ怒られてめちゃくちゃセ。

 

 

 

⑧未来とは?→ナギイチ→12秒→誇りの丘→RIVER

古今東西の激エモ48ソングをクライマックスで持ち込むのが本当に良すぎるしエモすぎる。『カニイチ』は前述の通りで、12秒もよかった。正規メンバーを後にやり宮島亜弥(えっち)をセンターとした研究生で行っていたのが良かったし研究生もNIIIに負けてないんだ!私たちも出来るんだ!とまるである種の革命を見ているようで良かった。

RIVERも良かったなぁ。荻野由佳ちゃんがAKB48 15期仮研究生の時に“たかみな”ポジで練習して毎日泣きながら練習した結果研究生を落ちて諦めてたけど今回のコンサートで前田敦子ポジで魂の「NGT」を聞けて1日のエモの摂取許容量を越え急性エモーショナル中毒で即死してしまった。NGT48は本当に良いよなぁ...

 

⑨Maxとき315号

僕は Maxとき315号が本当に大好きだ。シンプルに良い曲というのもあるが、メンバー26人全員この曲のことが大好きというのがこちら側まで伝わってくるからかもしれない。

イントロの時点で僕は号泣していた。この地この場所で Maxとき315号 を聴けることへの喜びと感謝で涙が止まらなかった。中村歩加ちゃんが「時には思い悩んで大人になって行く」のところで卒業する前同じところを歌っていて水澤彩佳ちゃんのポーズをしていたのをみて声を失った。人間は本当に“エモい”瞬間に立ち会うと「変な声出たw」になるのではなくすごく単純明快に言葉が見当たらなくなってしまうのだと僕は知った。

それとみんながみんな色々な表情をしているのが印象的だった。新潟開催の単独コンサートの発表を喜びながら歌っている人、北原里英の卒業の日が決まり悲しさを抑えきれず歌っている人、このコンサートが終わってしまうことの寂しさを隠しきれずいる人、最後の最後まで自分の信じる“アイドル道”を貫くため満面のアイドルスマイルをする人。それぞれの想いが交差する『 Maxとき315号』は深みが違えぇ...と思わず唸ってしまった。

 

未来はどこまで青空なのか?

それがコンサートのサブタイトルだ。

空は晴れているだけではなく雨も降る。「止まない雨はない」というのは雨に濡れていない人の戯れ言であり現在進行形で土砂降りの中にいる人の心に響くわけが無い。

未来も晴れているだけではなく雨が降ったり雪が降ったり雷が落ちたり飴も降ってきたりするだろう(ない)。実際、加藤美南ちゃんは雨に降られて止むのを待っていた。でも彼女は勇気を出してほんの一歩、足を進めた。怖がることをやめた。恐れることをやめた。先の見えない未来を信じ仲間と手に取り雨のやんでいる方向を目指し歩みを進めた。青空を目指した。

 

未来はいつも思ったよりも

 

優しくて風景がふいに滲んでくる

 

夢が叶うと その想いが溢れ出して

 

瞳から伝えたくなる

 

あなたと共に歩きたい
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